KERS (Kinetic Energy Recovery System)


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KERSとは英語で書くとKinetic Energy Recovery Systemと書き、Kinetic Energy Recovery Systemを日本語に訳すと、 運動エネルギー回生システムになります。

2009年のF1グランプリで導入されたシステムで、2010年は一旦禁止になりましたが、モータースポーツの新しい技術として2011年から再びマシンへの搭載が義務ずけられました。

ぶっちゃけて言うと、回生ブレーキのF1バージョンです。

KERSの仕組み

マシンが加速する時はエンジンが発生した力をタイヤに伝えて、加速します。でもマシンが減速する時はエンジンの発生した力をタイヤに伝える必要はありません。

減速時の無駄なタイヤの回転をエネルギーとして蓄えておく機能を持ったシステムです。そう、まさに回生ブレーキ。

モーター式KERS

どうやってエネルギーを蓄えるかについては、方法は考えれば考えるほど出てきそうですが、F1で使われているKERSはモーターを使う方法です。モーターは電気によって力を発せする機械です。しかし、モーターが持っている機能はそれだけではなく、モーターを回してやると電気が発生します。これが世 に言う発電機という機械のことです。

モーター式のKERSでは、減速時のタイヤの回転でモーターを回して電気をバッテリーに蓄えてあげ、加速する時にその電気を使ってモーターから力を発生することで、マシンの出力をアップさせてます。モーターを使って、エネルギーを蓄えるシステムは原理は簡単なので、ほとんどのF1チームがこのモーター式のKERSを使ってます。

というのが2009年までの図式。2011年はどうなるかは自分にはまだわかりません。あまり調べてはいませんが、もうひとつのKERSの方法であるフライホイール式のチームがいるのかどうかも気になります。

フライホイール式KERS

フライホイール式のKERSは減速時のタイヤの回転を使って、フライホイールを回しておき、加速する時はそのフライホイールの回転を逆にタイヤを回転させる力にしてあげるという方法です。直観的にはイメージは湧きにくいですけれど、これも立派な運動エネルギー回生システムです。